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人工血管(循環器)人工血管(心臓)社労士が解説シリーズ

【社労士が解説】人工血管で障害年金を受給するポイント

【社労士が解説】人工血管で障害年金を受給するポイント

人工血管を挿入しても軽度の障害が残る場合、要件を満たすことで障害年金を受給できる可能性があります。

人工血管で障害年金を受給する場合の等級は、原則3級です。

ただし、障害年金3級というのは初診日に厚生年金又は共済年金に加入していなければもらうことができませんので注意が必要です。

人工血管で障害年金を受給する場合のポイントを、障害年金専門社労士がわかりやすくご説明します。

 

この記事の監修者 社会保険労務士 松岡由将

松岡由将年間2,000件以上の問い合わせがある「全国障害年金サポートセンター」を運営する障害年金専門の社会保険労務士法人「わくわく社会保険労務士法人」の代表社労士。
障害年金コンサルタントとしてtwitter(まっちゃん@障害年金の悩み解決するよ)やYouTube(まっちゃんの障害年金カフェ)などでも障害年金に関するさまざまな情報を発信している。

 

ステントグラフトと障害年金

ステントグラフトは人工血管として扱われます。

大動脈解離(Stanford 分類A型・B型)や胸部大動脈瘤によりステントグラフトを装着して、その後の症状が軽い家事や事務に限られる程度の障がいが残る場合は障害厚生年金の3級として認められる可能性があります。

 

急性大動脈解離 Stanford A

【事例873】急性大動脈解離 Stanford A|障害厚生年金3級
対象者の基本データ 病名 急性大動脈解離 Stanford A 性別 男性 支給額 年額 約58万円 遡及金額 約181万円 障害の状態 人工血管、ステントグラフト挿入術あり 医師より激しい運動や重労働は行わ...
【事例804】急性大動脈解離 Stanford A|障害厚生年金3級
対象者の基本データ 病名 急性大動脈解離 Stanford A 性別 女性 支給額 年額 約59万円 障害の状態 医師から日常生活への制限は設けられていない 動作時の息切れや胸痛などの自覚症状あり 上行大...
【事例428】急性大動脈解離 Stanford A(人工血管)|障害厚生年金3級
対象者の基本データ 病名 急性大動脈解離(人工血管) 性別 男性 支給額 年額 約141万円 障害の状態 就労はしているが、フルタイム勤務が困難。 長時間歩行や起立が困難なため、電車通勤ができず、会社の配慮で...

 

急性大動脈解離 Stanford B

【事例448】急性大動脈解離 Stanford B(人工血管)|障害厚生年金3級
対象者の基本データ 病名 急性大動脈解離 Stanford B 性別 男性 支給額 年額 約59万円 遡及金額 約59万円 障害の状態 数ヶ月に1度、定期検診を受けている 1日4時間程度のリハビリ就労を開始し...
【事例417】急性大動脈解離 Stanford B(人工血管)|障害厚生年金3級
対象者の基本データ 病名 急性大動脈解離(人工血管) 性別 男性 支給額 年額 約59万円 遡及金額 約273万円 障害の状態 ステントグラフト内挿術あり 重労働は制限あり 安静時にも胸痛、手足の痺れ、倦...

 

人工血管の障害認定日の特例

障害年金を請求できるようになるのは、原則として初診日から1年6ヶ月を経った日です。

この基準日を障害認定日といいます。

しかし、人工血管(ステントグラフト含む)を装着した場合、『初診日から1年6ヶ月』と手術日を比べて、どちらか早い方が障害認定日となります。

 

人工血管で障害認定日の特例が認められた事例

【事例428】急性大動脈解離 Stanford A(人工血管)|障害厚生年金3級
対象者の基本データ 病名 急性大動脈解離(人工血管) 性別 男性 支給額 年額 約141万円 障害の状態 就労はしているが、フルタイム勤務が困難。 長時間歩行や起立が困難なため、電車通勤ができず、会社の配慮で...
【事例302】急性A型大動脈解離|障害厚生年金3級
対象者の基本データ 病名 急性A型大動脈解離 性別 男性 支給額 年額 約59万円 遡及金額 約24万円 障害の状態 人工血管置換術 術後もなお軽度の症状を認める 倦怠感、易疲労感あり、日常生活の軽動作に...
【事例96】大動脈解離(人工血管・ステントグラフト)|障害厚生年金3級 
対象者の基本データ 病名 大動脈解離(人工血管・ステントグラフト) 性別 男性 支給額 年額 約59万円 障害の状態 人工血管、ステントグラフト挿入術 肉体労働に制限があり、休職中 術後、軽度後遺症あり ...
【事例417】急性大動脈解離 Stanford B(人工血管)|障害厚生年金3級
対象者の基本データ 病名 急性大動脈解離(人工血管) 性別 男性 支給額 年額 約59万円 遡及金額 約273万円 障害の状態 ステントグラフト内挿術あり 重労働は制限あり 安静時にも胸痛、手足の痺れ、倦...

 

一般状態区分表について

人工血管挿入の場合、一般状態区分表の評価が審査では大きなポイントになります。

そのため、診断書依頼の際には、主治医の先生に日常生活や就労時の状況を詳しくお伝えすることが重要になります。

主治医の先生が、次のア~オの中で該当するものを一つ選び〇で囲みます。

どれに該当するかが、審査の上では大きなポイントとなります。(アの場合は、不支給の可能性が非常に高いです。)

  • ア.無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの
  • イ.軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが歩行、軽労働や座業はできるもの(例えば、軽い家事、事務など)
  • ウ.歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
  • エ.身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出はほぼ不
    可能となったもの
  • オ.身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

 

人工血管の相当因果関係

「前発の傷病がなければ、後発の傷病は起らなかったであろう」と認められる場合は相当因果関係ありとして、前後の傷病が同一の傷病として取り扱われます。

つまり、前発の傷病で最初に医師の診療を受けた日が後発傷病の初診日として取り扱われることとなります。

例えば、マルファン症候群は大動脈解離を起こしやすい病気とされています。

明らかにマルファン症候群が原因で急性大動脈解離となった場合、初診日は『マルファン症候群にて初めて病院を受診した日』になります。

他の傷病でも相当因果関係ありとされる傷病はある為、複数傷病を発症している場合は初診日の取扱いには注意が必要です。

相当因果関係
「前発の傷病がなければ、後発の傷病は起らなかったであろう」と認められる場合は相当因果関係ありとして、前後の傷病が同一の傷病として取り扱われます。つまり、前発の傷病で最初に医師の診療を受けた日が後発傷病の初診日として取り扱われることとなります...

 

人工血管の社会的治癒

「人工血管の相当因果関係」で説明しましたように、「大動脈解離」は「マルファン症候群」と相当因果関係があるとして扱われる可能性があります。

人工血管での障害年金は基本的には3級になるため、「マルファン症候群」と相当因果関係があると判断された場合、初診日に厚生年金又は共済年金に加入している必要があります。

もしマルファン症候群での初診日が障害基礎年金の対象となる場合は、人工血管での障害年金の受給ができなくなります。

障害年金には「社会的治癒」という制度があります。

社会的治癒とは、『「症状無し・生活に支障無し・就労可能な状態」が一定期間続いている場合などは、医学的には治癒とは言えなくとも治癒していると認めましょう』という制度です。

社会的治癒が認められると、初診日が変わります。

マルファン症候群と診断されたけれど、しばらくの間問題なく生活していた後に、大動脈解離(Stanford 分類A型・B型)や胸部大動脈瘤によりステントグラフトを装着した場合、マルファン症候群は「治癒」し、その後、大動脈解離が発症したものとして取り扱います。

社会的治癒の事例
障害年金制度の社会的治癒とは、「症状無し・生活に支障無し・就労可能な状態」が一定期間続いている場合などは、医学的には治癒とは言えなくとも治癒していると認めましょう!という制度です。

 

人工血管で社会的治癒が認められた事例

【事例804】急性大動脈解離 Stanford A|障害厚生年金3級
対象者の基本データ 病名 急性大動脈解離 Stanford A 性別 女性 支給額 年額 約59万円 障害の状態 医師から日常生活への制限は設けられていない 動作時の息切れや胸痛などの自覚症状あり 上行大...

 

動画で解説

大動脈解離で障害年金を受給する3つのポイントを動画でも説明していますので、是非ご覧ください。

 

循環器の障害の事例

 

心臓の障害の事例

 

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    現在では日本全国どこの年金事務所へ提出しても、東京の障害年金センターで審査をされます。
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