【事例428】急性大動脈解離 Stanford A(人工血管)|障害厚生年金3級

急性大動脈解離 Stanford A(人工血管)|障害厚生年金3級

対象者の基本データ

病名 急性大動脈解離(人工血管)
性別 男性
支給額 年額 約141万円
障害の状態
  • 就労はしているが、フルタイム勤務が困難。
  • 長時間歩行や起立が困難なため、電車通勤ができず、会社の配慮で、自動車通勤を許可してもらっている。
  • 入浴や着替えなど身の回りのことをするのに、発症前の倍以上の時間を要する。
  • 身体障害者手帳 4級
申請結果 障害厚生年金3級

 

ご相談までの経緯

ご相談者様は、4カ月ほど前に突然、胸部の耐えがたい痛みと呼吸困難の症状が現れ、緊急搬送されたそうです。

病院では、急性大動脈解離と診断され、即日、人工血管挿入となりました。

約1ヵ月で退院され、現在は復職されています。しかし、体の痛みや倦怠感のため長時間の起立や歩行も困難なため、職場からは通勤手段などについて配慮を受けていますが、フルタイムで働く事が困難になっています。

給与も減額となり、また、いつまで就労を続けられるかもわからず、経済的な不安を抱えておられました。

そんな時、病院で人工血管を挿入した場合は障害年金を受給される可能性があると教えて頂きました。

そこで、年金事務所にご相談に行かれましたが、思ったよりも手続きが煩雑で、とても自分では手に負えないとお考えになり、当事務所に申請のお問い合わせを頂く事になりました。

 

申請結果

ご相談者様は、初診日に手術をし人工血管を挿入されました。

従って、初診日から3ヵ月以内の「診断書」のみで認定日請求が可能となります。

また、初診から同じ病院を受診されていますので「受診状況等証明書」も不要です。<障害認定日の特例につきましては、ポイント①をご参照ください。>

申請手続きとして、まず、病院に「診断書」を依頼しました。

人工血管挿入の場合、一般状態区分表の評価が審査では大きなポイントになります。

そこで、診断書依頼の際に、主治医の先生に、ご相談者様の日常生活や就労時の状況を詳しくお伝えしました。

完成した診断書では、一般状態区分表もご相談者様の状態が正確に反映された項目を選択して頂けました。<一般状態区分表につきましては、ポイント②をご参照ください。>

なお、「診断書」では表すことができない発症から現在までの流れを「病歴就労状況等申立書」に記載しました。

特に、日常生活や就労時における支障や、職場で受けている配慮については詳細に記入することで「診断書」の内容をフォローしました。

全ての書類が不備なく揃い、自信を持って申請することができました。

結果は、1ヵ月半というスピード審査で、『障害厚生年金3級』に認定されました。

 

【ポイント1】 障害認定日の特例(ステントグラフト)

障害年金は初診日から原則的に1年6ヶ月を経過した後でしか請求ができません。

しかし、ステントグラフト(人工血管)を初診日から1年6ヶ月以内に装着した場合には、その手術日以降であれば障害年金の請求が可能となります。

これを障害認定日の特例といいます。

 

【ポイント2】一般状態区分表について

診断書によっては、一般状態区分表の記載が必要なものがあります。主治医の先生が、次のア~オの中で該当するものを一つ選び〇で囲みます。どれに該当するかが、審査の上では大きなポイントとなります。(アの場合は、不支給の可能性が非常に高いです。)

  • ア.無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの
  • イ.軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが歩行、軽労働や座業はできるもの(例えば、軽い家事、事務など)
  • ウ.歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
  • エ.身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出はほぼ不
    可能となったもの
  • オ.身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

 

人工血管の障害年金申請

『【社労士が解説】人工血管で障害年金を受給するポイント』でも詳しくご説明していますので、是非ご参照ください。

【社労士が解説】人工血管で障害年金を受給するポイント
人工血管を挿入しても軽度の障害が残る場合、要件を満たすことで障害年金を受給できる可能性があります。人工血管で障害年金を受給する場合の等級は、原則3級です。ただし、障害年金3級というのは初診日に厚生年金又は共済年金に加入していなければもらうこ...

 

動画で解説

大動脈解離で障害年金を受給する3つのポイントを動画でも説明していますので、是非ご覧ください。

 

その他の循環器の障害の事例

 

    お問合せから申請までの流れ

    お問合せ(無料相談)の流れ

    「入院中なので事務所へ行けない」「家から出られない」「人と話すのが苦手・・・」という場合は、ホームページのお問合せフォーム以外にも電話やLINEなどでお気軽にご連絡下さい。

    電話やメール、LINEなどでご質問いただいても、必ず当事務所にご依頼頂かなければいけないということではございません。

    お問合せ頂いた後に当センターから営業の電話などをすることもございませんので、その点はご安心下さい。

    ゆっくりご検討下さい。

    問合せ

    以下のようなご質問の他、どんな些細な事でも結構ですので、お気軽にご相談下さい。

    • 自分がもらえるのかどうか診断して欲しい

    • もらえるとしたら、いくらぐらい受給出来るのかを知りたい

    • 何から手をつけたら良いのかわからない

    • 障害年金にチャレンジしてみたいと思っている

    • どうすればもらえるのか「方法」を知りたい

    • 年金事務所に相談したものの、説明が分かりにくかった・・・

    • 障害手帳を持ってはいるが、障害年金を受給していない

    精神疾患での障害年金無料自動診断

    精神疾患での障害年金の申請をご検討の場合、必要事項を入力頂くだけで「障害年金が受給できる可能性があるか」また「何級相当を受給できる可能性があるか」が自動で表示されます。
    以下のバナーをクリック頂くと、自動無料診断ページにいきます。
    費用は一切かかりませんし、匿名でもご利用頂けます。
    診断の後にこちらから営業の連絡なども致しませんので、安心してお試し下さい。

    精神の障害年金無料診断ページ 障害年金無料自動診断

     

    遠方の事務所への依頼がご心配の方へ

    障害年金の審査の一元化 以前に障害年金の障害認定に地域差があることが問題となり、2017年4月より日本全国から申請される障害年金の審査業務は全て東京の障害年金センターに一元化されました。
    現在では日本全国どこの年金事務所へ提出しても、東京の障害年金センターで審査をされます。
    そのため遠方の方が当事務所にご依頼いただいても、遠方だから審査に違いが出るというようなことはございませんので、ご安心下さい。
     

    お電話での無料相談はこちら

    無料診断・相談はコチラ

    LINE@での無料相談はこちら

    当事務所では面会やお電話に加えてLINEでのやりとりも対応しております。
    いろいろな事情で面会やお電話でのやりとりが難しい場合は、お気軽にラインでお問合せ下さい。

    LINE友達追加

    ホームページのフォームからの無料相談

    以下のフォームからお問合せ下さい(無料)

    ※お問い合わせ内容をご送信後、自動返信で内容確認のメールをお送りします。 届かない場合は、お手数ですが迷惑メールボックスをご確認頂くか、お電話で当センターまでご確認下さい。

    お住まいの都道府県

    (必須項目)

    生年月日

    西暦 (必須項目)

    お名前

    メールアドレス

    傷病名

    お問い合わせ内容

    現在お仕事はしていますか?

    現在生活保護を受給していますか?

    \ 私は障害年金を受給できるの?/
    \ 私は障害年金を受給できるの?/