【事例160】統合失調症|障害基礎年金2級(過去不支給になって再申請した事例)

統合失調症基礎年金2級事例

対象者の基本データ

病名 統合失調症(とうごうしっちょうしょう)
性別 女性
支給額 年額 約78万円
遡及金額 約170万円
障害の状態 ・一度自力申請で不支給になっている
・就労継続支援B型事業所に通所している
・症状によりご本人との話し合いは出来ない状態
・精神福祉手帳3級
申請結果 障害基礎年金2級

 

ご相談までの経緯

統合失調症のYさんは、幼少期から周囲とのコミュニケーションが上手く取れず、学生時代はいじめに遭うこともありました。

その頃から、他人への恐怖を感じるようになり、不眠傾向があったとのことでした。

成人以降も対人関係は上手く行かず、30歳頃には当時の交際相手からDV被害に遭い、幻覚・妄想といった症状が出始め精神的に不安定となりました。

その後、家族勧めで心療内科を受診したところ「統合失調症」と診断。

一度、ご家族で障害年金を申請されたのですが不支給になったということで、ご本人に代わりお母様からお問い合わせがありました。

 

申請結果

一度自力申請で不支給となっていたため、まずは「なぜ不支給となったのか」を確認するため資料を取り寄せました。

内容を確認したところ原因が見え、受給の可能性があったため再度申請に着手しました。

ご本人様は症状のため他人との会話が困難とのことで、ヒアリング等はご家族やアンケート(書面)などで行いました。

不支給の問題点を解決するため、より詳しい症状・状況をお聞きし、診断書などにも反映。

労働能力についても就労移行支援での詳しい状態などを明らかにしました。

結果2級と認定。

一度自力申請をしている場合、再度申請を行っても受給は困難なケースが多い中、認定日請求および事後重症請求で無事に認定されました。

 

【ポイント1】統合失調症の特性にも注意

統合失調症には「病識欠如」といった特性があります。

自身が病気であるという認識が乏しい場合、症状や状況を正確に伝えることが難しくなってしまいます。

そのため障害年金の申請には、ご家族や職場といった周囲の支援が必要です。

統合失調症にて障害年金の申請を検討されている場合は、身近な方が窓口となることでよりスムーズに申請できる可能性があります。

 

【ポイント2】一度不支給となっていても受給の可能性あり

過去に不支給となっても、障害年金を再度申請することは可能です。

大切なのは「なぜ不支給となったか」原因を見つけることです。

原因を見つけるのは慣れていないと難しいこともありますので、ぜひ専門家にご相談ください。

これにより、症状などの詳細を医師に伝えることができ、実態をきちんと反映した診断書が出来上がりました。

 

【ポイント3】就労と障害年金

就労(就労移行支援等も含む)している場合は仕事上で問題があっても、労働能力ありと評価されて不支給となってしまうことがあります。

そこで就労に制限がある際は「就労時の状況などを詳しく伝える」ことが大切となります。

周囲からの支援や免除されている業務がある場合は、診断書や病歴就労状況等申立書にしっかりと反映しましょう。

 

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