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ICD-10コードとは
精神疾患で障害年金を申請する際は、診断書の病名の横にあるICD-10コード記入欄へコードの記載が必要になります。
詳しくは『ICD-10コードとは』のページでご説明していますのでご参照下さい。
精神および行動の障害のICD-10コード | ||
F0 | 症状性を含む器質性精神障害 | F0の申請事例 |
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F1 | 精神作用物質使用による精神及び行動の障害 | F1の申請事例 |
F2 | 統合失調症,統合失調症型障害及び妄想性障害 | F2の申請事例 |
F3 | 気分[感情]障害 | F3の申請事例 |
F4 | 神経症性障害,ストレス関連障害及び身体表現性障害 | F4の申請事例 |
F5 | 生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群 | F5の申請事例 |
F6 | 成人のパーソナリティおよび行動の障害 | F6の申請事例 |
F7 | 知的障害 | F7の申請事例 |
F8 | 心理的発達の障害 | F8の申請事例 |
F9 | 小児および青年期に通常発症する行動および情緒の障害 特定不能の精神障害 |
F9の申請事例 |
知的障害での障害年金申請
知的障害で障害年金の申請をする場合の注意点や申請事例に関しては『【社労士が解説】知的障害の障害年金の事例と申請のポイント』で詳しくご説明していますのでご参照下さい。
知的障害<精神遅滞>(F70-F79)
精神発達の停止, あるいは不完全な状態であり, とりわけ, 全体的な知識水準に寄与する認知, 言語, 運動及び社会的能力などの技能が成長期を通じて損なわれている状
態を特徴としている。
遅滞は他の精神的あるいは身体的な病態を伴うことも伴わないこともある。
下記4桁細分類項目は項目F70-F79 とともに行動面の機能障害の程度を特定するために用いられる:
.0 行動面の機能障害がないか最小限であると言及されている
.1 手当て又は治療を要するほどの行動面の機能障害
.8 行動面のその他の機能障害
.9 行動面の機能障害が言及されていない
合併する病態, たとえば自閉症, その他の発達障害, てんかん, 行為障害あるいは重度の身体的ハンディキャップなどの分類が必要な場合は, 追加コードを使用する。
F7 知的障害<精神遅滞>の申請事例
F70 軽度知的障害<精神遅滞>
およそIQ50 から69(成人の場合, 精神年齢9歳から12歳未満)。
学校でい くつかの学習困難をきたしやすい。
多くの成人は働くことができ, 社会的関係がよく保たれ, 社会へ貢献する。
包含
- feeble-mindedness
- 軽度メンタルサブノーマリティー
F70 軽度知的障害<精神遅滞>の申請事例
F70.1 手当て又は治療を要するほどの行動面の機能障害
軽度知的障害・要治療の行動機能障害あり
F70.1 手当て又は治療を要するほどの行動面の機能障害の申請事例
F71 中等度知的障害<精神遅滞>
およそIQ35 から 49(成人の場合, 精神年齢6歳から9歳未満)。
小児期には著明な発達の遅れをきたしやすいが, 多くの者は, 自分の身の回りのことをある程度できるようになり, 他人とのコミュニケーションができ, 型にはまった技術を行える。
成人は, 社会で生活したり働いたりするために, さまざまな程度の援助を必要とする。
包含
- 中等度メンタルサブノーマリティー
F71 中等度知的障害<精神遅滞>の申請事例
F71.0 中等度知的障害・行動機能障害なしか最小限
行動面の機能障害がないか最小限であると言及されている。
F71.0 中等度知的障害・行動機能障害なしか最小限の申請事例
F72 重度知的障害<精神遅滞>
およそIQ20 から 34(成人の場合, 精神年齢3歳から6歳未満)。
援助の持 続的な必要をきたしやすい。
包含
- 重度メンタルサブノーマリティー
F72 重度知的障害<精神遅滞>の申請事例
F73 最重度知的障害<精神遅滞>
IQ20 未満(成人の場合, 精神年齢3歳未満)。
自分の身の回りのこと,排泄抑制力, コミュニケーション及び運動において, 重度の制限をきたす。
包含
- 最重度メンタルサブノーマリティー
F73 最重度知的障害<精神遅滞>の申請事例
F78 その他の知的障害<精神遅滞>
F79 詳細不明の知的障害<精神遅滞>
包含
- mental deficiency NOS
- メンタルサブノーマリティー NOS