精神および行動の障害のICD-10コード | ||
F0 | 症状性を含む器質性精神障害 | F0の申請事例 |
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F1 | 精神作用物質使用による精神及び行動の障害 | F1の申請事例 |
F2 | 統合失調症,統合失調症型障害及び妄想性障害 | F2の申請事例 |
F3 | 気分[感情]障害 | F3の申請事例 |
F4 | 神経症性障害,ストレス関連障害及び身体表現性障害 | F4の申請事例 |
F5 | 生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群 | F5の申請事例 |
F6 | 成人のパーソナリティおよび行動の障害 | F6の申請事例 |
F7 | 知的障害 | F7の申請事例 |
F8 | 心理的発達の障害 | F8の申請事例 |
F9 | 小児および青年期に通常発症する行動および情緒の障害 特定不能の精神障害 |
F9の申請事例 |
気分 [感情] 障害(F30-F39)
本中間分類は基本的な障害が, 感情又は気分の抑うつ(不安を伴う場合と伴わない場合がある),又は高揚への変化である障害を含んでいる。
この気分変化は通常は活動性の全体的水準の変化を伴っており, その他の症状のほとんどのものは気分と活動性の変化から二次性に生じるものであるか, そのような変化からの前後関係において容易に理解されるものである。
これらの障害のほとんどは反復する傾向があり, 個々のエピソードの発病はしばしばストレスの多いできごとや状況に関連させることができる。
F3 気分 [感情] 障害の申請事例
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F30 躁病エピソード
本項目の中の4桁細分類項目はすべて, 1回のエピソードに対してのみ使用するべきである。
過去に1回以上の感情病のエピソード(うつ病, 軽躁病, 躁病, 混合性のいずれでも)を有する患者における軽躁病又は躁病のエピソードは双極性感情障害<躁うつ病>(F31.-)としてコードするべきである。
包含
- 双極性障害, 単発性躁病エピソード
F30.0 軽躁病
この障害の特徴は, 気分の持続的な軽度の高揚, 気力と活動性の増加, そしてしばしば幸福感の亢進と著明な心身能力増進感である。
社交性増大, 多弁, 過度の馴れ馴れしさ, 性的活力増大及び睡眠欲求減少がしばしば存在するが, 仕事の大きな破綻を招いたり, 社会的に排除される程にまでは至らない。
通常は多幸的で社交的であるが, それが焦燥感や思い上がり, 粗野な行動に替わることもある。
気分と行動の障害に幻覚又は妄想を伴うことはない。
F30.1 精神病症状を伴わない躁病
患者が置かれた状況とは不釣り合いに気分が高揚し, 呑気な陽気さからほとんど制御できない興奮に至るまでの間で変化する。
気分高揚は活力増大を伴い, 活動過多や談話心迫, 睡眠欲求減少を生じる。
注意を持続できず, しばしば転導性が亢進する。
自尊心は増大し, 誇大観念や自信過剰を伴う。
正常な社会的抑制の喪失は,無謀で向こう見ずな, 又は状況に対して不適切な, その人らしくない行動を生じることがある。
F30.2 精神病症状を伴う躁病
F30.1 に記載された臨床像に加えて, 妄想(通常は誇大的)又は幻覚(通常は患者に直接話しかけて来る幻声)が存在し, 興奮や運動活動性過多, 観念奔逸が非常に極端なので患者は通常のコミュニケーションでは了解できず, また, 接近できない。
- 躁病(下記の症状を伴う):
・気分に一致する精神病症状
・気分と一致しない精神病症状 - 躁病性昏迷
F30.8 その他の躁病エピソード
F30.9 躁病エピソード, 詳細不明
- 躁病 NOS
F31 双極性感情障害<躁うつ病>
この障害の特徴は, 患者の気分と活動性水準が著明に障害されるような2回以上のエピソードがあることで, ある時には気分が高揚し意欲と活動性が亢進するが(軽躁病又は躁病), 他の場合には気分が沈滞し意欲と活動性が低下する(うつ病)。
軽躁病又は躁病のエピソードだけを反復している患者はその他の双極性感情障害として分類するべきである。
包含
- 躁うつ病
- 躁うつ病性精神病
- 躁うつ病反応
除外
- 双極性障害, 単発性躁病エピソード(F30.-)
- 気分循環症<cyclothymia>(F34.0)
F31 双極性感情障害<躁うつ病>の申請事例
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F31.0 双極性感情障害, 現在軽躁病エピソード
患者は現在軽躁病であり, 過去に少なくとも1回の感情病エピソード(軽躁病, 躁病,うつ病又は混合性)があった。
F31.1 双極性感情障害, 現在精神病症状を伴わない躁病エピソード
患者は現在躁病で精神病症状はなく(F30.1 のように), 過去に少なくとも1回の感情病エピソード(軽躁病, 躁病, うつ病又は混合性)があった。
F31.1 双極性感情障害, 現在精神病症状を伴わない躁病エピソードの申請事例
双極性感情障害, 現在精神病症状を伴わない躁病エピソードの申請事例一覧
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F31.2 双極性感情障害, 現在精神病症状を伴う躁病エピソード
患者は現在躁病で精神病症状があり(F30.2 のように), 過去に少なくとも1回の感情病エピソード(軽躁病, 躁病, うつ病又は混合性)があった。
F31.3 双極性感情障害, 現在軽症又は中等症のうつ病エピソード
患者は現在, 軽症又は中等症のうつ病エピソード(F32.0 又はF32.1)と同様のうつ病であり, 過去に少なくとも1回の十分確実な軽躁病, 躁病又は混合性感情病のエピソードがあった。
F31.4 双極性感情障害, 現在精神病症状を伴わない重症うつ病エピソード
患者は現在, 精神病症状を伴わない重症うつ病エピソード(F32.2)と同様のうつ病であり, 過去に少なくとも1回の十分確実な軽躁病, 躁病又は混合性感情病のエピソードがあった。
F31.5 双極性感情障害, 現在精神病症状を伴う重症うつ病エピソード
患者は現在, 精神病症状を伴う重症うつ病エピソード(F32.3)と同様のうつ病であり,過去に少なくとも1回の十分確実な軽躁病, 躁病又は混合性感情病のエピソードがあった。
F31.5 双極性感情障害, 現在精神病症状を伴う重症うつ病エピソードの申請事例
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F31.6 双極性感情障害, 現在混合性エピソード
患者は過去に少なくとも1回の十分確実な軽躁病, 躁病, うつ病又は混合性感情病のエピソードがあり, 現在は躁病とうつ病との症状が混合するか, 急速に変化する病像を示している。
除外
- 単発性混合性感情エピソード(F38.0)
F31.6 双極性感情障害, 現在混合性エピソードの申請事例
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F31.7 双極性感情障害, 現在寛解中のもの
患者は過去に少なくとも1回の十分確実な軽躁病, 躁病又は混合性感情病のエピソードがあり, それに加えて少なくとも1回のうつ病, 軽躁病, 躁病又は混合性感情病のエピソードがあったが, 現在はいかなる著明な気分障害にもり患しておらず, またここ数か月間はり患していなかった。
予防的治療を受けている間の寛解期間はここにコードするべきである。
F31.8 その他の双極性感情障害
- 双極性Ⅱ型障害
- 反復性躁病エピソード NOS
F31.8 その他の双極性感情障害の申請事例
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F31.9 双極性感情障害, 詳細不明
F31.9 双極性感情障害, 詳細不明の申請事例
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F32 うつ病エピソード
下記の典型的な軽症, 中等症又は重症のうつ病エピソードでは, 患者は気分沈滞及び意欲減退, 活動性低下にり患している。
生活を楽しみ, 何かに興味を持ち, 何かに集中する能力が障害され, 最小限の努力をしただけでも後では著明な疲労感を生じるのが普通である。
通常は睡眠が障害され, 食欲も減退する。
自尊心と自信はほとんど常に低下し, 軽症型でも何らかの罪責念慮又は自己無価値感がしばしば存在する。
気分沈滞は来る日も来る日もほとんど変化せず, 環境の変化にも反応せず, いわゆ“身体的”症状を伴い, 物事への興味や嬉しいという感じが失われ, 朝起きる普通の時間よりも数時間も早く目覚めてしまう;抑うつ気分は朝が最悪であり, 著明な精神運動性減退, 激越興奮, 食欲喪失, 体重減少, 性欲喪失がある。
これらの症状が存在する数及び重症度によって, うつ病エピソードを軽症, 中等症又は重症と特定することができる。
包含
- うつ病性反応の単発エピソード
- 心因性うつ病の単発エピソード
- 反応性うつ病の単発エピソード
除外
- 適応障害(F43.2)
- 反復性うつ病性障害(F33.-)
- F91.-の行為障害を伴う場合(F92.0)
F32 うつ病エピソードの申請事例
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F32.0 軽症うつ病エピソード
通常は上記の症状の少なくとも2ないし3種類の症状が存在する。 通常, 患者はこれらの症状で悩まされはするが, 恐らくほとんどの活動は遂行が可能である。
F32.0 軽症うつ病エピソードの申請事例
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F32.1 中等症うつ病エピソード
通常は上記の症状の 4 種類以上が存在し, 患者は日常的活動を続けることに恐らく多大の困難を感じる。
F32.1 中等症うつ病エピソードの申請事例
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F32.2 精神病症状を伴わない重症うつ病エピソード
このうつ病エピソードでは数種類の症状が著明にあり, 患者を悩ませる。
特徴的に見られるのは, 自尊心の喪失と, 自己無価値感ないし罪責念慮である。
自殺念慮と自殺企図は一般的に見られ, 通常いくつもの“身体的”症状が存在する。
- 激越うつ病
- 大うつ病 精神病症状を伴わない単発エピソード
- 生気うつ病
F32.2 精神病症状を伴わない重症うつ病エピソードの申請事例
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F32.3 精神病症状を伴う重症うつ病エピソード
F32.2 に記載されたうつ病エピソードがあるが, さらに幻覚, 妄想, 精神運動性抑制又は昏迷が非常に重症なので通常の社会的活動は不可能になる;自殺又は脱水,飢餓による死の危険があることがある。
幻覚と妄想は気分に調和していることもしていないこともある。
- 下記の単発エピソード:
・精神病症状を伴う大うつ病
・心因性抑うつ精神病
・精神病性うつ病
・反応性抑うつ精神病
F32.8 その他のうつ病エピソード
- 非定型うつ病
- “仮面”うつ病の単発エピソード NOS
- F32.9 うつ病エピソード, 詳細不明
- うつ病 NOS
- うつ病性障害 NOS
F32.8 その他のうつ病エピソードの申請事例
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F32.9 うつ病エピソード 特定不能のもの
包含
- 特定不能のうつ病
- 特定不能のうつ病性障害
F32.9 うつ病エピソード 特定不能のものの申請事例
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