双極性障害 基礎年金2級 精神

双極性障害|障害基礎年金2級(社会的治癒が認められた事例)

双極性障害基礎年金2級事例

対象者の基本データ

病名双極性障害(そうきょくせいしょうがい)
性別女性
支給額年額 約78万円
障害の状態
  • 無気力・不安・イライラ・落ち込み・希死念慮・不眠
  • 週3回のヘルパー利用
  • 精神障害者保健福祉手帳:3級
申請結果障害基礎年金2級

 

ご相談までの経緯

18歳の頃、突然に無気力・食欲低下といった症状が続いた為、自宅付近のA医院にて約1カ月の間、ニンニク注射をして貰っていました。

その後は治療を行う事が無く、40歳ころまで過ごせていました。

40歳の時に特にキッカケもなく、不安・いらいら・落ち込み・希死念慮といった症状が現れました。

家族からの勧めもあり、すぐにBメンタルクリニックへと通院を行いました。

通院当初は不安障害として治療を開始しましたが、途中から双極性障害として治療をしてきました。

2週間に1度の通院をしていましたが、薬がどんどん増えていく状況に不安を覚え、転院となりました。

今はCメンタルクリニックで通院をされています。

通院時はヘルパーさんに同行してもらって何とか出来ている状況です。

日常生活においても炊事や洗濯などをお子様に助けてもらいながら何とか成り立っているとのことでした。

ご主人からの勧めで障害年金を知りましたが、A病院が廃院している為、諦める寸前でしたが最後の希望として当事務所にご連絡を頂きました。

 

申請結果

障害年金の手続きの第一歩は初診日の証明となります。(ポイント①)

この初診日の証明ができないために、本来は障害年金を受け取ることが出来たのに悔しい思いをされているという方が多くおられます。

今回のケースでは確かにA医院は廃院していました。

しかしA医院に通ったのは1ヶ月程度で、その後20年ほどの期間は通院をせず元気に社会生活を送られていました。

このようなケースでは社会的治癒という考え方があります。(ポイント②)

もし社会的治癒が認められると、一定期間空いた後の通院が初診日となります。

今回でいうとBメンタルクリニックが初診となります。

そこで、病歴就労状況等申立書を使って通院していなかった期間の様子を詳しく説明を行いました。

当時の仕事の様子やプライベートでのエピソードなどを盛り込んで、その期間が社会的治癒に該当することを主張していきます。

また診断書の作成につきましても、サポートを行いました。

メンタル系の疾患の場合、日常生活で苦労している点などをご本人から聞き取りを行い
先生へ参考資料として提示させて頂きました。

なお、聞き取りの内容を一部紹介するとこのようなものでした。

□食事
・食事の買い物はご自身で出来ますか?
・献立を考えることはご自身でできますか?

□通院
・一人で通院はできますか?
・薬の飲み忘れなどはないですか? など

その結果、ご本人の症状を適切に表した診断書を記載頂くことが出来、障害基礎年金2級として認められました。

 

【ポイント1】初診日が大切な理由

障害年金では、初診日が最も重要とされています。

なぜ重要なのかというと、初診日は以下のように様々な『基準』となる為です。

①制度加入要件

初診日にどの制度に加入していたかで、受けられる年金が決まります。

②保険料納付要件

障害年金を申請するには、初診日の前日から数えて一定期間の保険料を納めている必要があります。

③障害認定日の起算点

原則として『初診日から1年6ヵ月経過した日』に障害の程度を認定します。

これを障害認定日と言い、この日以降で無ければ障害年金の請求が出来ません。

初診日が大切な理由に関しては、以下の動画でもご説明していますのでご参照下さい。

【障害年金】初診日が大事な2つの理由!?

 

【ポイント2】社会的治癒

社会的治癒が認められると、初診日が変わります。

社会的治癒とは、「症状無し・生活に支障無し・就労可能な状態」が一定期間続いている場合などは、医学的には治癒とは言えなくとも治癒していると認めましょう!という制度です。

今回のケースのように「一度ケガや病気」となったが、しばらくの間問題なく生活していた後に「再度、症状が悪化・支障が出た」とき、最初のケガや病気は「治癒」その後「再発した」ものとして取り扱います。

障害年金上、再発した場合は「再発した後に初めて診察を受けた日」が初診日になります!

 

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