障害年金に関してよくある「障害年金２級でもらえる金額は？」という質問にお答えします。
障害年金は、大きく分けて「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2つがあります。
それぞれの受給額を以下にご説明します。
障害基礎年金２級の金額
障害基礎年金の支給額は、毎年4月分から翌年3月分まで同一額が支給されます。
支給額は前年の物価や賃金などの変動を考慮して決定されます。
子の加算
障害基礎年金の受給権者によって生計を維持している子がある場合は、 子の人数に応じて、加算が行われます。
生計の維持とは
「生計を維持されている」とは、原則次の要件をいずれも満たす場合をいいます。
- 生計を同じくしていること。（同居していること。別居していても、仕送りをしている、健康保険の扶養親族である等の事項があれば認められます。）
- 収入要件を満たしていること。（前年の収入が850万円未満であること。または所得が655万5千円未満であること。）
対象となる子
- 受給権者によって生計を維持している 「18歳到達年度の末日までにある子」
- 受給権者によって生計を維持している 「20歳未満で障害等級の1級または 2級に該当する程度の障害の状態にある子」
障害基礎年金２級の金額
| 障害基礎2級 | 子の加算 | ||
| 1人目・2人目（１人につき） | 3人目以降（１人につき） | ||
| 2024年（令和6年） | 816,000円（月額 68,000円） | 234,800 円（月額 19,567円） | 78,300 円（月額 6,525 円） |
| 2023年（令和5年） | 795,000円（月額 66,250円） | 228,700 円（月額 19,058 円） | 76,200 円（月額 6,350 円） |
| 2022年（令和4年） | 777,800円（月額 64,816円） | 223,800 円（月額 18,650 円） | 74,600 円（月額 6,216 円） |
| 2021年（令和3年） | 780,900円（月額 65,075円） | 224,700円（月額 18,725円） | 74,900円（月額 6,241円） |
| 2020年（令和2年） | 781,700円（月額 65,141円） | 224,900円（月額 18,741円） | 75,000円（月額 6,250円） |
| 2019年（令和元年） | 780,100円（月額 65,008円） | 224,500円（月額 18,708円） | 74,800円（月額 6,233円） |
令和6年の障害年金2級の受給金額
【2024年（令和6年）】障害年金2級でもらえる金額はいくら？
障害年金に関してよくある「障害年金2級でもらえる金額はいくらになりますか？」という質問にお答えします。 目次1 令和6年の障害年金2級でもらえる金額はいくら？2 令和6…
障害厚生年金２級の金額
「障害厚生年金」は厚生年金に加入している人が、加入中の病気やけがで障害になったときに受けられる年金です。
障害厚生年金の年金額は加入期間、標準報酬および障害等級によって決まります。
障害厚生年金の年金額は、報酬比例部分として計算されます。
報酬比例部分の具体的な計算方法は複雑で、以下の要素が関係します。
- 平均標準報酬月額（または平均標準報酬額）： 加入期間中の給与や賞与を基に計算される平均額
- 加入月数： 厚生年金保険に加入していた期間
詳しくは『日本年金機構ホームページ「報酬比例部分」』をご参照下さい。
障害基礎年金の金額に障害厚生年金（報酬比例部分）の金額を加えた金額が受給額になります。（※対象となる子や配偶者がいる場合は子や配偶者の加算があります。）
配偶者の加算（障害厚生年金２級）
障害厚生年金2級の受給権者によって生計を維持している65歳未満の配偶者がいれる場合、配偶者の加算がおこなわれます。
配偶者の加算金額
| 年度 | 障害厚生年金2級 |
| 2024年 （令和6年） | 234,800 円 （月額 19,567円） |
| 2023年 （令和5年） | 228,700 円 （月額 19,058 円） |
| 2022年 （令和4年） | 223,800 円 （月額 18,650円） |
| 2021年 （令和3年） | 224,700円 （月額 18,725円） |
| 2020年 （令和2年） | 224,900円 （月額 18,741円） |
| 2019年 （令和元年） | 224,500円 （月額 18,708円） |
私は障害年金が受給できるの？
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