障害年金に関してよくある「人工弁でもらえる障害年金3級の金額はいくら?」という質問にお答えします。
人工弁でもらえる障害年金3級の金額
人工弁での障害年金3級の受給金額は、2024年は「報酬比例部分の年金額(最低保証612,000 円)」です。
報酬比例部分の年金額は、年金の加入期間や過去の報酬等に応じて決まります。(報酬比例部分の詳しい計算方法は、日本年金機構ホームページ『報酬比例部分』をご参照下さい。)
障害年金は、大きく分けて「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2つがあります。
人工弁で障害年金を受給する場合の等級は、原則3級です。
人工弁で障害年金を貰った場合、「就労の有無」や「収入」に関わらず、他の要件をクリアしていれば原則3級の受給が認められます。
障害等級3級の場合、初診日が国民年金に該当する方は障害年金の受給対象にはなりません。
受給額を以下にご説明します。
障害年金の金額
障害年金の支給額は、毎年4月分から翌年3月分まで同一額が支給されます。
2024年度の年間支給額は以下の通りです。
2024年 | 3級 |
障害基礎年金 | 無し |
障害厚生年金 | 報酬比例の年金額(最低保証612,000 円) |
(障害年金の金額に関しましては『障害年金の金額は?』のページでも詳しくご説明していますのでご参照下さい)
人工弁での障害年金の受給金額の事例
当事務所で、人工弁での障害年金申請をサポートさせていただいた方で、受給が決まったケースをご紹介します。
※年間受給金額は、支給決定された時点の金額です。
【事例1】年間受給金額:約59万円(障害厚生年金3級)
病名 | 大動脈弁狭窄症 |
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支給額 | 年額 約59万円 |
障害の状態 | ・人工弁の置換術を行っている ・身体障害者手帳1級 ・正社員としてフルタイム勤務できている |
申請結果 | 障害厚生年金3級 |
事例の詳細ページ:【事例1550】大動脈弁狭窄症|障害厚生年金3級(先天性疾患があって厚生年金で受給できた事例)
【事例2】年間受給金額:約62万円(障害厚生年金3級)
病名 | 大動脈弁閉鎖不全症(人工弁) |
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性別 | 男性 |
支給額 | 年額 約62万円 |
障害の状態 | ・正社員として、工事現場でフルタイム勤務している ・大動脈人工弁装着 ・家事は家族のサポートが必要だが、身の回りの事は自分でできる ・身体障害者手帳 なし |
申請結果 | 障害厚生年金3級 |
事例の詳細ページ:【事例576】大動脈弁閉鎖不全症|障害厚生年金3級(既にカルテが破棄されていた事例)
【事例3】年間受給金額:約58万円 遡及金額:約83万円(障害厚生年金3級)
病名 | 感染症心内膜炎 |
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性別 | 男性 |
支給額 | 年額 約58万円 遡及金額 約83万円 |
障害の状態 | ・身体障害者手帳1級 ・人工弁装着軽 ・作業へ配置転換されたが、就労はできている ・長時間の歩行や起立は困難 |
申請結果 | 障害厚生年金3級 |
事例の詳細ページ:【事例44】感染症心内膜炎|障害厚生年金3級(1枚の診断書で遡及請求した事例)
私は障害年金が受給できるの?
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