目次
対象者の基本データ
病名 | 鬱病(うつびょう) |
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性別 | 女性 |
支給額 | 年額 約79万円 遡及金額 約415万円 |
障害の状態 | ・1度外出すると強い疲労感があり、その後2日以上の不眠が続き何もできない日が続く ・一人暮らしなので食料は買いに行くが、その前には薬を服用しなければ出かけられない。 ・入浴に対し恐怖感があり、一人で入浴は不可能 |
申請結果 | 障害基礎年金2級 |
ご相談までの経緯
35歳頃に身内のトラブルが原因で、うつ病を発症しました。
無気力で、家事もほとんどできず、外出もできなくなりました。
入浴や着替えなどのに身の回りの事のほとんどに支障があったとのことです。
就労は全くできず収入もない為、経済的に不安を抱えて生活をされていたとのことです。
50歳頃に、当事務所のHPをご覧になり、障害年金の事を知られました。
早速、病院で相談をしようと思いましたが、主治医に障害年金を切り出すことが出来ず途方に暮れていた際に当事務所に相談に来られました。
申請結果
当初、ご本人から認定日の状況が聞き取れず、事後重症請求を考えていました。
ところが、病院の相談員の協力もあり過去の状況も把握でき、認定日当時の就労や日常生活の状況も現在と変わらないことが判明し認定日請求に切り替えました。
その結果、認定日、事後重症ともに2級の認定を受けて、5年間の遡及もできました。
【ポイント1】精神疾患で一人暮らしのケース
精神で障害年金を申請するにあたり、一人暮らしをしているという点はチェックポイントです。
というのは、一人暮らしができているという事実のみで、日常生活において「助言や指導が不要」=「(自分で)できる」と判断され、病状が重くても不利益な認定となるケースが増えているためです。
その場合は、一人暮らしをすることになった理由や周囲の援助、福祉サービスからの支援などをしっかりと伝えられるように作成していくことが大切です。
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