【事例847】中等度知的障害・自閉スペクトラム症|障害基礎年金2級

中等度知的障害・自閉スペクトラム症|障害基礎年金2級

対象者の基本データ

病名 中等度知的障害・自閉スペクトラム症
性別 男性
支給額 年額 約78万円
遡及金額 約13万円
障害の状態
  • 家事や清潔保持も自発的には行えない
  • 通院や買い物も付き添いが必要
  • 単純作業で障害者雇用にて就労中
  • 療育手帳B
申請結果 障害基礎年金2級

 

ご相談までの経緯

幼児期の健診で発達の遅れを指摘され、受診したところ、中等度知的障害、自閉スペクトラム症と診断されました。

幼稚園でも友達と関わろうとせず1人で遊んでいることが多かったそうです。

小学校、中学校では、学習の遅れもみられ支援学級に在籍、高校は特別支援学校に進みました。

集団生活になじめず、自分からすすんで友人を作ることはできませんでした。

こだわりが強く、音や光に対する感覚過敏の症状もありました。

特別支援学校卒業後は、在学中に実習を受けた事業所に障害者雇用で就労を開始。

職場の配慮を受けながら、単純な分別作業に従事しています。

日常生活の多くは自主的には行えないため、家族の促しや支援が必要な状態です。

「親なき後」についてご不安に感じておられた親御さんからのお問い合わせで、経済的な自立のサポートとして年金申請をお手伝いすることとなりました。

 

申請結果

今回、ご依頼者様が20歳になられる前にご家族様よりサポートのご依頼をいただきました。

知的障害の場合は、20歳の誕生日の前日が障害認定日となります。(ポイント①②)

ご依頼者様は幼少期から受診履歴はありましたが、その病院は18歳までしか受け入れがないとのことでした。

このように知的障害や発達障害の場合、継続して小児科などを受診されていても18歳以降は診ることができないと言われることもあるようです。

今回は、18歳以降も引き続き受診ができるよう転院をされていたので20歳の時の受診もスムーズでした。

診断書を医師へ依頼するにあたり、主な書類のやり取りはご家族様を通じて行いました。

ご本人様への症状の聞き取りなどもLINEにてご家族様にご協力いただきました。

障害者雇用で就労中でいらっしゃったので、仕事内容や周囲との関係性、職場で得ている配慮の詳細についてヒアリングいたしました。(ポイント③)

それらの内容をまとめた資料を作成し、主治医の先生に診断書の作成を依頼しました。
しっかりと症状についてご確認いただき、ご依頼者様の状態を反映した診断書を作成いただけました。

結果、無事、障害基礎年金2級と認められました。

 

【ポイント1】20歳前傷病による障害認定日請求

20歳前傷病の場合の障害認定日は初診日から1年6ヵ月を経過した日が20歳到達日より前にあるか、後にあるかによって取り扱いが変わります。
(※20歳到達日:20歳の誕生日前日のことを言います)

  • 初診日から1年6ヵ月経過した日が20歳到達日よりも前にある場合:20歳到達日が障害認定日
  • 初診日から1年6ヵ月経過した日が20歳到達日よりも後にある場合:原則通り初診日から1年6ヵ月経過した日が障害認定日

20歳前傷病による障害認定日請求を行う場合、上記障害認定日の前後3ヵ月以内現症の診断書が必要となります。

 

【ポイント2】20歳前傷病の等級

障害年金では、先天性の疾患や初診日が20歳より前にある場合を『20歳前傷病』と言います。

20歳前傷病の場合、受け取れる障害年金の種類は『障害基礎年金』です。

障害基礎年金には、3級が無いため、必ず障害等級2級以上に該当する必要があります。

 

【ポイント3】就労と障害年金

就労(就労移行支援等も含む)している場合は仕事上で問題があっても、労働能力ありと評価されて不支給となってしまうことがあります。

そこで就労に制限がある際は「就労時の状況などを詳しく伝える」ことが大切となります。

周囲からの支援や免除されている業務がある場合は、診断書や病歴就労状況等申立書にしっかりと反映しましょう。

 

障害年金の申請に関しての記事

以下の記事では、傷病ごとの障害年金の受給に関して詳しくご説明していますので、是非ご参照下さい。

知的障害に関する障害年金申請

 

その他の精神の事例

 

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    対象者の基本データ

    病名 中等度知的障害・自閉スペクトラム症
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    支給額 年額 約78万円
    遡及金額 約13万円
    障害の状態
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    • 通院や買い物も付き添いが必要
    • 単純作業で障害者雇用にて就労中
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    ご相談までの経緯

    幼児期の健診で発達の遅れを指摘され、受診したところ、中等度知的障害、自閉スペクトラム症と診断されました。

    幼稚園でも友達と関わろうとせず1人で遊んでいることが多かったそうです。

    小学校、中学校では、学習の遅れもみられ支援学級に在籍、高校は特別支援学校に進みました。

    集団生活になじめず、自分からすすんで友人を作ることはできませんでした。

    こだわりが強く、音や光に対する感覚過敏の症状もありました。

    特別支援学校卒業後は、在学中に実習を受けた事業所に障害者雇用で就労を開始。

    職場の配慮を受けながら、単純な分別作業に従事しています。

    日常生活の多くは自主的には行えないため、家族の促しや支援が必要な状態です。

    「親なき後」についてご不安に感じておられた親御さんからのお問い合わせで、経済的な自立のサポートとして年金申請をお手伝いすることとなりました。

     

    申請結果

    今回、ご依頼者様が20歳になられる前にご家族様よりサポートのご依頼をいただきました。

    知的障害の場合は、20歳の誕生日の前日が障害認定日となります。(ポイント①②)

    ご依頼者様は幼少期から受診履歴はありましたが、その病院は18歳までしか受け入れがないとのことでした。

    このように知的障害や発達障害の場合、継続して小児科などを受診されていても18歳以降は診ることができないと言われることもあるようです。

    今回は、18歳以降も引き続き受診ができるよう転院をされていたので20歳の時の受診もスムーズでした。

    診断書を医師へ依頼するにあたり、主な書類のやり取りはご家族様を通じて行いました。

    ご本人様への症状の聞き取りなどもLINEにてご家族様にご協力いただきました。

    障害者雇用で就労中でいらっしゃったので、仕事内容や周囲との関係性、職場で得ている配慮の詳細についてヒアリングいたしました。(ポイント③)

    それらの内容をまとめた資料を作成し、主治医の先生に診断書の作成を依頼しました。
    しっかりと症状についてご確認いただき、ご依頼者様の状態を反映した診断書を作成いただけました。

    結果、無事、障害基礎年金2級と認められました。

     

    【ポイント1】20歳前傷病による障害認定日請求

    20歳前傷病の場合の障害認定日は初診日から1年6ヵ月を経過した日が20歳到達日より前にあるか、後にあるかによって取り扱いが変わります。
    (※20歳到達日:20歳の誕生日前日のことを言います)

    • 初診日から1年6ヵ月経過した日が20歳到達日よりも前にある場合:20歳到達日が障害認定日
    • 初診日から1年6ヵ月経過した日が20歳到達日よりも後にある場合:原則通り初診日から1年6ヵ月経過した日が障害認定日

    20歳前傷病による障害認定日請求を行う場合、上記障害認定日の前後3ヵ月以内現症の診断書が必要となります。

     

    【ポイント2】20歳前傷病の等級

    障害年金では、先天性の疾患や初診日が20歳より前にある場合を『20歳前傷病』と言います。

    20歳前傷病の場合、受け取れる障害年金の種類は『障害基礎年金』です。

    障害基礎年金には、3級が無いため、必ず障害等級2級以上に該当する必要があります。

     

    【ポイント3】就労と障害年金

    就労(就労移行支援等も含む)している場合は仕事上で問題があっても、労働能力ありと評価されて不支給となってしまうことがあります。

    そこで就労に制限がある際は「就労時の状況などを詳しく伝える」ことが大切となります。

    周囲からの支援や免除されている業務がある場合は、診断書や病歴就労状況等申立書にしっかりと反映しましょう。

     

    障害年金の申請に関しての記事

    以下の記事では、傷病ごとの障害年金の受給に関して詳しくご説明していますので、是非ご参照下さい。

    知的障害に関する障害年金申請

     

    その他の精神の事例

     

      お問合せから申請までの流れ

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      以下のようなご質問の他、どんな些細な事でも結構ですので、お気軽にご相談下さい。

      • 自分がもらえるのかどうか診断して欲しい

      • もらえるとしたら、いくらぐらい受給出来るのかを知りたい

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      • どうすればもらえるのか「方法」を知りたい

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      • 障害手帳を持ってはいるが、障害年金を受給していない

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      現在では日本全国どこの年金事務所へ提出しても、東京の障害年金センターで審査をされます。
      そのため遠方の方が当事務所にご依頼いただいても、遠方だから審査に違いが出るというようなことはございませんので、ご安心下さい。
       

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