【事例54】くも膜下出血後遺症|障害基礎年金2級 

くも膜下出血後遺症|障害基礎年金2級 

対象者の基本データ

病名 くも膜下出血後遺症
性別 女性
支給額 年額 約78万円
障害の状態 ・左半身麻痺
・高次脳機能障害
・屋内外ともに装具を装着し、4点杖を使用している
・食事や着替えなども助けが必要
申請結果 障害基礎年金2級

 

ご相談までの経緯

自宅で家事をしていたところ、頭の上に重いものが落ちてきたような感覚に襲われ、激しい頭痛がしたとのことでした。

その後救急車を呼び、救急搬送されましたが、くも膜下出血と診断されたました。

コイル塞栓術、動脈吻合術、クリッピング術施行などの治療を行いましたが、後遺症が残り、その後も継続的なリハビリが必要になったとのことです。

今後の事を考え息子様よりご相談がありました。

 

申請結果

障害年金の手続きは全て息子様経由で進めていきました。

ご相談に来られた当時はリハビリもプログラムを完了されており通院は内科のみとなっていました。

障害年金の請求には診断書が必要になります。

内科では今回のご相談者様の症状は適正に評価をすることが難しいと考えたため、一旦転院して診断書の取得を行いました。

結果、無事に障害基礎年金2級の認定を得ることが出来ました。

 

【ポイント1】くも膜下出血の診断書

くも膜下出血や脳梗塞などの脳血疾患による後遺症は障がいを受けた部位により現れ方は様々です。

例えば代表的なものでいえば、このようなものがあります。

  • 手足のマヒ:手足がうまく動かせない状態
  • 失語症:「聞く」「話す」といった音声に関わる機能や、「読む」「書く」といった文字に関わる機能に障がいが残ること
  • 失認:目や耳などの五感を通じて、まわりの状況を把握する機能が低下すること
  • その他:排泄障がい、嚥下障がい、高次脳機能障害など

があります。

障害年金を請求する場合の診断書は、どのような後遺症が残ったかによって、それぞれの状態を一番反映出来る診断書を使うことが重要になります!

 

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