知的障害のお子さんへの視覚支援

視覚支援とは

知的障害のあるお子さんをお持ちの保護者の方の中には、「言葉で説明してもなかなか伝わらない」「毎日の予定をうまくこなせず混乱してしまう」などの悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そんな日々の困りごとを解決する方法の一つに 「視覚支援」 があります。

視覚支援とは、言葉だけでは伝えにくい情報を「目で見てわかる形」にして伝える方法 です。

知的障害のあるお子さんは耳からの言葉だけで状況を理解することが難しい場合が多いですが、視覚的な情報であれば理解しやすい傾向 にあります。

例えば口頭で「これからお出かけするよ」と伝えてもピンと来なくても、絵や写真で示せば理解できるということがよくあります。

これは重度の障害があるお子さんでも同様です。

視覚支援を取り入れることで、次のようなメリットが期待できます。

  • 安心感の向上:予定や指示の流れが一目でわかることで、お子さんに安心感が生まれます。見通しが立つと、不安やパニックの予防にもつながります。
  • スムーズな行動切り替え:次に何をすればいいかが視覚的に示されていると、活動の切り替えがスムーズになります。突然の指示よりも、あらかじめ目で見て準備できることで戸惑いが減ります。
  • 自立心・主体性の育成:自分で予定を確認し、先の見通しを持てるようになると、お子さん自身が主体的に行動しやすくなります。視覚支援のツールを自分で操作したりチェックを入れたりすることで、「できた!」という達成感や自己管理の意識も芽生えます。
  • 家族・支援者の負担軽減:お子さんが視覚的な手がかりで理解できるようになると、毎回繰り返し口頭で説明したり誘導したりする手間が減ります。その結果、保護者や支援者の負担も軽くなり、お子さんとのコミュニケーションが円滑になります。

実際、人間が日常で受け取る情報のうち約8割は視覚から入るともいわれます。

視覚に訴える工夫は、知的障害のあるお子さんに限らず多くの人に有効な手段なのです。

特に知的障害や自閉スペクトラム症など発達障害のある人は視覚優位の傾向が強いと言われており、その特性に沿って支援を行うことで学習や生活のサポート効果が高まります。

厚生労働省のガイドラインでも、写真やイラスト、ピクトグラムなど視覚的な情報伝達を積極的に活用する必要性が示されています。

言葉だけに頼らず、見て分かる情報を組み合わせることで、知的障害のある人にも理解しやすい伝え方になるとされています。

こうした背景から、視覚支援は特別支援教育や福祉の現場でも広く取り入れられている方法です。

本記事では、視覚支援の具体的な方法や日常生活への取り入れ方について、専門家の視点からやさしく解説します。お子さんの安心できる生活と自立心の育成のために、ぜひ視覚支援のポイントを押さえて活用してみてください。

視覚支援の主な方法と活用例

一口に視覚支援といっても、その方法やツールはさまざまです。

ここでは、家庭で実践しやすい代表的な視覚支援の方法を紹介します。

それぞれの特徴や使い方、メリットを知り、お子さんに合った方法を選んでみましょう。

1. 絵カード・写真を使った視覚支援

絵や写真のカードを使う方法は、視覚支援の基本中の基本です。

日常の行動や予定を一枚ずつカードにして示すことで、お子さんは「次に何をするのか」が一目で理解できるようになります。

例えば、朝起きてから寝るまでの流れを「起床」「ごはん」「着替え」「登校」「お風呂」「就寝」などの絵カードで順番に並べて貼っておけば、お子さんはカードを見るだけで今何をすべきか分かります。

これはスケジュールを視覚化した「見える時間割」のような役割を果たし、見通しが持てることでお子さんの不安を減らします。

絵カードは市販のイラスト集やインターネットからダウンロードしたものを利用しても良いですが、できるだけお子さんに身近で具体的な内容にする工夫が効果的です。

例えば、食事のカードに家族のイラストではなくお子さんが実際に使っている食器の写真を使ったり、靴のカードにお子さん本人の靴の写真を使ったりすると、より親しみやすく現実との結びつきが強まります。

実際に経験している場面やお気に入りの物をカードに取り入れることで、「自分ごと」として理解しやすくなるのです。

また、カードの貼り方にも工夫ができます。

厚紙に印刷したカードをそのまま並べるだけでなく、裏にマグネットシートを貼ってホワイトボードに貼ったり、面ファスナー(マジックテープ)で取り外しできるようにしたりすると便利です。

お子さん自身が終わった活動のカードを外して「おしまいボックス」に入れるなど、カードの付け外しに参加できるようにすると、自分で予定を管理する感覚が養われて自立心アップにもつながります。

例えば「朝ごはん」「歯みがき」「着替え」と貼っておき、終わったらそのカードを外して箱に入れる、といった流れを毎日繰り返すと、お子さんも次第に主体的に行動できるようになります。

✅ポイント: 絵カードを使う際は、1枚のカードに情報を詰め込みすぎないことが大切です。背景がごちゃごちゃした写真や説明が多すぎるイラストでは、かえって混乱する可能性があります。できるだけシンプルでわかりやすい絵や写真を選び、必要最低限の情報だけを示しましょう。例えばスケジュールを絵カードで示すなら、一度にあまりにも先の予定までズラッと貼り出すと圧倒されてしまいます。初めは「今」と「次」くらいの少ないステップから始め、慣れてきたら徐々に細かい予定まで表示するようにすると良いでしょう。カードの意味をお子さんが正しく理解できているか、不安なうちは保護者が隣について指さしながら伝えるなどのフォローも必要です。徐々にお子さん一人でも扱えるようサポートしていきましょう。

2. 実物を使った視覚支援

写真や絵だけでなく、実際の物をそのまま見せて伝える方法も非常に効果的です。

例えば、「次は歯みがきだよ」というときに歯ブラシを実際に手に取って見せたり、「着替えようね」というときに着る服を持ってきて目の前に示したりするイメージです。

実物を使うことで、お子さんにとって一番リアルで具体的な情報を提示できます。

「これから自分が何をするのか」を五感で感じ取れるため、言葉で説明されるよりも格段に理解しやすくなります。

実際に手で触れて確認できるので、行動のイメージがつかみやすく、感覚的な記憶にも残りやすい利点があります。

例えば朝の身支度では、歯ブラシとタオルをセットでテーブルに置いておくといった方法があります。

目に入る場所に実物が置いてあることで、「あ、次はこれを使うんだな」とお子さんが気づき、自発的に行動を起こしやすくなります。

視覚だけでなく触覚や嗅覚なども刺激されるため、多角的に理解を深める効果も期待できます。

✅ポイント: 実物提示の視覚支援でも、一度にたくさんの物を見せすぎないことが重要です。あれもこれもと一度に複数の物を出すと、お子さんの注意が散漫になったり混乱したりする恐れがあります。例えば、身支度を教えたいからといって、歯ブラシ・コップ・タオル・服・靴下…と机に全部並べてしまうと、「どれから手をつければいいの?」と戸惑ってしまうかもしれません。一つひとつの動作や道具に焦点を絞り、段階的に示していくようにしましょう。また、初めて使う物や見慣れない物だと、お子さんが不安に感じてしまう場合があります。最初はお子さんが普段から使っている馴染みのある物好きな物を選び、安心できる環境で少しずつステップアップしていくことが大切です。

3. ジェスチャーや簡単な手話の活用

言葉そのものを視覚化する方法として、ジェスチャー(身振り)や簡単な手話を取り入れるのも有効です。

話しかけるときに、対応する動作を付け加えてあげることで、お子さんは視覚と動作の両方から意味をつかむことができます。

たとえば、「ごはん食べようね」と言うときに片手でスプーンを持つ仕草をしたり、「おしまいだよ」と言うときに両腕でバッテン(✕)を作るポーズをしたりします。

こうした視覚的な合図が加わると、言葉だけを聞くよりも理解がスムーズになります。

ジェスチャーは一度身につければどこでも使えるコミュニケーション手段になります。

道具を持ち歩く必要もないので、お出かけ先や咄嗟の場面でも活用できます。

また、お子さん自身が動作をまねて一緒に行うことで、その意味を体で覚えることができます。

例えば、食事の前には毎回「いただきます」の代わりに手を合わせる動作をするなど習慣づけると、お子さんも自然と動作から「これからご飯だ」と理解するようになります。

言葉を介さなくても意思疎通ができる手段が増えるのは、特に発語が難しいお子さんや不安が強い場面で大きな安心材料となります。

✅ポイント: ジェスチャーや手話を導入するときも、最初からたくさんの種類を教えすぎないようにしましょう。複数のジェスチャーを一度に覚えさせようとすると混乱を招くことがあります。まずは意味の分かりやすい簡単なしぐさを1~2個選び、家族で繰り返し使ってみると良いでしょう。例えば「食べる」のジェスチャー(手を口元に持っていく動作)から始め、慣れたら「終わり」のジェスチャー(腕でバッテン)も導入するといった具合です。一度覚えたジェスチャーは、できるだけ日常的に使い続けて定着させることがポイントです。さらに効果を高めるには、家族や周囲の大人も同じジェスチャーを共有して使うようにします。意味や使い方を家族間で統一しておけば、お子さんは混乱せず安心してジェスチャーを理解できます。「パパはこの動作だけどママは違う動作」では戸惑ってしまうため、皆で協力して同じやり方を続けることが大切です。

4. スケジュールボード・カレンダーの活用

家庭で視覚支援を取り入れる際にぜひ用意したいのが、スケジュールボードです。

スケジュールボードとは、上で紹介した絵カードや写真を一日の流れに沿って一覧できるよう貼りつけるためのボードのことです。

ホワイトボードやコルクボードに時間割のようにカードを並べたり、壁に貼った用紙に朝から夜までの予定を順番に貼っていったりすることで、お子さんに今日一日の見通しを持たせてあげることができます。

特に朝の登校前や放課後から寝るまでなど、決まったルーティンがある時間帯は、その流れをボードで示してあげると安心感が高まります。

スケジュールボードはお子さんの理解度や発達段階に合わせて形を工夫しましょう。

例えば、リビングや玄関近くの壁に大きなボードを設置して家族全員で共有する方法もあれば、お子さん専用の小さなボードを用意して持ち歩けるようにする方法もあります。

まだ時間の概念が難しいお子さんには「朝」「昼」「夜」程度の大まかな区切りでカードを並べ、理解が進んできたら時刻や曜日の要素も加えていく、といった段階的な対応も有効です。

また、カレンダーを活用するのもおすすめです。

壁掛けカレンダーにシールや付箋で予定を貼っていけば、「あと何日で遠足」「来週は病院」など先々の見通しも視覚的に示せます。

学校行事や長期休みの予定など、日付感覚を養うのにも役立つでしょう。

✅ポイント: スケジュールボードを活用する際は、お子さんが一目で全体を把握できるよう工夫しましょう。例えば一日の予定を貼る場合、一画面に収まるサイズで貼り出す、時間帯ごとに背景の色を変える(朝は黄色、昼は緑、夜は青など)、イラストと文字を併用して読みやすくする、といった配慮で視覚的なわかりやすさが向上します。また、予定が終わったらチェックマークを付ける、カードを「済」ボックスに移すなど、完了が分かる仕組みを取り入れると達成感が得られます。一方で、提示する予定の量はお子さんに合わせて調整しましょう。欲張って細かい予定まで全部貼りすぎると混乱することもあります。初めは大まかな区切り(例:「朝の準備」「学校」「おうちで過ごす」程度)から始め、慣れてきたら細分化するようにするとスムーズです。

5. 時間を「見える化」するツール(タイマー等)

知的障害のあるお子さんにとって、時間の感覚をつかむことは難しい場合があります。

「あと5分で終わりだよ」と声かけしても抽象的すぎて理解できず、急に切り替えを迫られてパニックになるといったことも起こりがちです。

そこで活用したいのが、時間そのものを視覚的に示すツールです。具体的には、キッチンタイマーや砂時計、タイムタイマー®といったグッズが便利です。

  • タイムタイマー®:円盤の一部が赤色などで色づけされていて、時間が経過するとその色がどんどん小さくなっていくタイマーです。例えば「残り5分」は赤いエリアの大きさで一目で分かり、色の面積がゼロになれば終了というように視覚的に時間経過を教えることができます。「赤が全部消えたらおしまいね」と事前に伝えておけば、言葉がなくてもお子さんは時計の変化を見て心の準備ができます。待ち時間の理解や、残り時間の我慢が難しいお子さんに特に効果的です。
  • 砂時計:アナログですが視覚性は抜群です。例えば2分の歯みがきタイム用に砂時計を一緒にセットすれば、砂が落ちきる=終了と明確にわかります。砂が少なくなる様子を見ることで、「あと少しだな」と感覚的に掴めるようになります。カラフルな砂時計はインテリアとしても楽しく、歯みがき以外に勉強や休憩時間の区切りにも活用できます。
  • デジタルタイマー:数値の読みが理解できる場合はシンプルなデジタル表示のタイマーでも構いません。ただし数字の概念が難しいうちは、できれば上記のように視覚的な変化量で見せるタイプの方が直感的に理解しやすいでしょう。

✅ポイント: 時間の視覚化ツールを使うときは、お子さんに事前にルールを教えておくことが重要です。「この赤いところがなくなったら終わりだよ」「砂が全部落ちたらおしまいね」といった形で、ツールの意味をあらかじめ説明し、実際に一緒に見届けながら練習してみましょう。慣れてくると、お子さんの方から「赤がもうすぐ無くなるね」などと理解を示してくれるようになります。また、タイマーが鳴ったときに次の行動に移る練習も必要です。ただ音が鳴っただけでは切り替えられない場合は、視覚支援と組み合わせて「タイマーが鳴ったら(時計の絵カードを見せる)→お片付け(片付けの絵カード)」のように視覚+音+指示を連動させると効果的です。

以上、代表的な視覚支援の方法を5つ紹介しました。

この他にも、例えば場所の見える化も視覚支援の一種です。

教室や家の中で物の場所や使い方がわかるように、引き出しに絵ラベルを貼ったり、床にテープでマーキングして立ち位置を示したりする工夫もあります。

お子さんの困りごとに応じて、「どうすれば目で見てわかりやすくなるか?」と発想すると、さまざまなアイデアが生まれるでしょう。

以下に、今述べた内容を簡単にまとめた表を掲載します。お子さんに合わせた視覚支援方法を検討する際の参考にしてください。

視覚支援の方法具体例・使い方メリット注意ポイント
絵カード・写真食事・トイレ・お風呂など日常行動を絵や写真のカードで示す。
ホワイトボードにカードを時系列に並べ、完了したら外して箱へ入れる。
・何をすべきか一目で理解できる。
・自分でカード操作することで自立心が育つ。
・情報はシンプルにし、1枚のカードに詰め込みすぎない。
・一度に提示する枚数もお子さんに合わせて調整する。
実物を見せる歯みがきの際に歯ブラシを見せる、着替え時に着る服を手渡すなど、本物を直接見せて次の行動を伝える。・最も具体的でわかりやすく、理解がしやすい。
・実際に触れることで記憶に残りやすい。
・一度にたくさん出しすぎると混乱する恐れ。
・初めての物は不安を生む場合があるため、慣れた物から使う。
ジェスチャー・手話「食べる」の手真似や「終わり」のバッテンなど、言葉に対応する身振りを習慣づけて伝える。・視覚と動作の両面で伝えられ、言葉が出にくい子でも理解しやすい。
・道具不要で外出先でも使える。
・最初は1~2種類の簡単なジェスチャーから始める。
・家族や支援者で使い方を統一し、一貫して使い続ける。
スケジュールボードボードやカレンダーに一日の予定カードを順番に貼って提示する。
終わったらカードを外すかチェックを付けて完了を示す。
・一日の見通しが立ち、不安の軽減につながる。
・完了が目に見えて達成感が得られる。
・最初は大まかな流れから提示し、慣れに応じて細かくする。
・掲示場所は一目で見える場所にし、見やすい工夫をする。
時間の見える化タイムタイマー®で残り時間を色の面積で示す。
砂時計で〇分間を見せる。
・抽象的な「〇分」を直感的に理解できる。
・切り替え時の予告・心構えになる。
・使い方のルールを事前に教えて練習しておく。
・タイマー音だけでなく視覚支援と組み合わせて切り替えを促す。

視覚支援を効果的に活用するためのポイント

ここまで紹介した視覚支援を最大限に効果的にするために、実践にあたって押さえておきたいポイントや工夫をまとめます。

  • お子さんの理解度に合わせて情報量を調整する: 視覚支援では「たくさん見せれば安心だろう」と思いがちですが、一度に提示する情報が多すぎると逆効果になる場合があります。お子さんによって、理解できる情報量の許容範囲は異なります。例えば、ある子は「今やること」と「次にやること」の2つを示すだけで十分ですが、別の子は半日分の流れを見せても大丈夫かもしれません。まずは必要最小限の情報から始め、様子を見ながら追加していくようにしましょう。お子さんが混乱したり不安そうな様子が見られたら、一歩引いて情報量を減らす勇気も必要です。
  • 肯定的な表現と組み合わせる: 視覚支援の内容は、できるだけ**「〜してはダメ」ではなく「〜しよう」という肯定形で示すようにしましょう。例えば行動ルールを示す場合、「走らない」というピクトグラムより「歩こうね」と歩く絵の方がお子さんには理解しやすく前向きに受け取れます。否定的な表現は子どもには伝わりにくいと言われており、特に自閉症を併せ持つ場合には肯定表現が効果的とされています。視覚支援のカードや掲示物を作るときも、できるだけポジティブな内容・表現**になるよう心がけましょう。
  • 「変化」も見える化で伝える: 日々の予定は予定通りにいかないこともあります。そんなときにも視覚支援が役立ちます。予定が変更になる場合は、そのこと自体を示すカード(例:「中止」「変更」「予定変更→」など)をあらかじめ用意しておくと便利です。例えば、公園に行く予定が雨で中止になったら、「中止」のカードを貼り、「代わりに室内遊び」と新しい予定を追加してあげます。このとき大切なのは、変更後に何が起こるのか具体的に示してあげることです。「今日は公園に行けなくなったけど、お家でシャボン玉遊びをしようね」のように、変更後の楽しい活動やご褒美とセットで伝えると、お子さんも前向きに受け止めやすくなります。突然予定がなくなる不安を減らし、代替案に意識を向けさせる工夫です。
  • 家庭と支援先で一貫した方法を共有する: ご家庭で行っている視覚支援の方法がある場合は、学校や療育先の先生とも情報共有しておくと良いでしょう。例えば家では絵カードでスケジュールを示していると伝えれば、学校でも似たような方法で見通しを伝えてもらえるかもしれません。逆に支援先で使っているピクトグラムや手順表などがあれば、それを家庭でも活用させてもらうのも手です。お子さんにとって分かりやすい方法はできるだけ統一した方が効果が高まります。同じカードや符号を使うことで、お子さんは場所が変わっても安心して理解できます。
  • お子さんと一緒に楽しみながら取り入れる: 視覚支援はお子さんにとって「学習」というより、楽しいツールになることが理想です。例えばスケジュールボードにお子さんの好きなキャラクターのシールを貼ってデコレーションしたり、絵カードの插絵をお子さんと一緒に手作りしたりするのも良いでしょう。ご褒美シールや達成したときの花丸マークなど、ゲーム感覚で取り組める仕掛けを作ると、嫌がらずに習慣化しやすくなります。「できたね!」「わかったね!」と成功体験をたくさん褒めてあげながら、前向きに続けていきましょう。

まとめ

知的障害のあるお子さんへの視覚支援について、その重要性と具体的な方法、そして実践のコツをご紹介しました。

視覚支援は専門家だけでなく、家庭でも今日から始められる工夫がたくさんあります。

最初は手探りかもしれませんが、お子さんの反応を見ながら少しずつ取り入れてみてください。

うまくいけば、お子さんの表情や行動にきっと変化が現れるはずです。

例えば、これまで指示に戸惑っていた場面で自分から動き出したり、不安そうだった朝の支度がにこにこ笑顔でできるようになったりといった、小さな成長が見られるでしょう。

もちろん、お子さん一人ひとりで有効な手段やペースは異なります。

焦らず、お子さんに合ったやり方を尊重することが何より大切です。

必要に応じて発達支援の専門家や特別支援教育の先生にも相談しながら、家庭と専門機関が連携してサポートしていけると理想的です。

視覚支援はお子さんの世界を広げ、安心して生活する助けになる素晴らしい方法です。

ぜひ今回の記事の内容を参考に、できるところから取り入れてみてください。

お子さんの笑顔と「できたよ!」の声が増えることを願っています。専門家としても、保護者の皆さんとお子さんの挑戦をやさしく見守り、応援しています。

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